加盟店 レンズ工場見学記

昨年実施した鯖江工場見学に引き続き、今年度は東海地区のメガネレンズ及び光学機器(人口水晶体)メーカーの工場見学を実施した。

1.見学スケジュール
開催日程:2017年6月21日(水)~22日(木)
参加人数:9社13名(男性11名 女性2名)+和真 3名 合計16名

タイムスケジュール




















2.工場見学

1日目(6月21日)

当日の東海地区は、朝からの悪天候で飛行機の欠航や新幹線の運休のため遅延者が数名いたが、集合時間に間に合ったメンバーで、スケジュール通り株式会社ニコン・エシロール社の工場「株式会社 愛知ニコン」の見学からスタートした。

ニコン・エシロールは、2000年1月1日、株式会社ニコンおよびエシロール・インターナショナル(フランス)両社の強い意思によって、グローバルに展開するメガネレンズメーカーとして設立され、日本および海外で「ニコン」ブランドのメガネレンズ製品を製造・販売し、また、世界で最も売れている遠近両用メガネレンズ「バリラックス」の販売を行っている。

精密光学分野のリーダーである「ニコン」と世界のメガネレンズのリーダーである「エシロール」が共に手を組み、研究開発、製造、販売のあらゆる面で相乗効果を発揮している企業である。

当日は、レンズの受注システム、相談窓口から、プラスチックレンズの全ての製造工程を見学させて頂き、レンズ製造工程においては、レンズ1組ずつが加工箱の中でバーコード管理をされており、多くの機械がオートメーション化され、それぞれの工程でどの機械で加工するかをコンピューターが判断する最速且つ高精度のシステムが構築されており、工場内の人員は我々の予想以上に少人数であった事が驚きであった。










 







その後、宿泊先の愛知県蒲郡市の三谷(ミヤ)温泉にある”ひがきホテル”に移動。

ホテルでは、遅れていた参加者とも合流でき、温泉で疲れを癒した後、懇親会で親睦を深めた。















2日目(6月22日)

全員揃って株式会社ニデックに移動した後、本社拾石工場と浜町工場の2箇所を2班に分かれて見学し、本社拾石工 場では、眼鏡機器・医療機器の製造において流れ作業ではなく、各担当者が一台ずつ手作業で組み立てている様子を 見学、また機器の精度チェックは実際にメガネレンズを削って行っているのを目のあたりにした。


本社拾石工場の製品は、世界各国にここから出荷され80カ国以上で使用されているとのことだった。

浜町工場では、眼内レンズの製造工程を見学したが、眼内レンズの製造には菌や埃などは厳禁で、履物を履き替え、無菌の白衣・白帽を被り、手指を消毒してからの見学となった。

工場内は、気温・湿度・気圧が一定に設定され徹底した管理下にあり、眼内レンズは、素材から調合、成型まで行われており、実際の素材・製品に我々も触ることが出来た。

また、ニデック製品のショールームでは、ニデック社の初号オートレフから最新の医療機器まで見学することが出来、実際の測定まで行って頂いた。
更に、見学参加者全員に眼内レンズの製品サンプルを頂いた。





 





 

 

その後、昼食会場に 昼食は、岡崎の八丁味噌の郷 ”カクキュー”へ

カクキューは、1645年創業の味噌作り一筋の老舗であり、NHK朝ドラの『純情きらり』のロケ現場だったことも あり多くの人で賑わっていた。

昼食は、八丁味噌のすき焼きときしめんを頂いた。

 













午後は、岡崎にある東海光学の工場を見学。
工場は、岡崎郊外の「本社工場」と、岡崎市街にある「鴨田工場」の2箇所を見学した。

本社工場では、東海光学株式会社 鈴木 修治 常務取締役より、東海光学の歴史から、会社概要、また、東海光学の経 営理念である顧客第一主義・全社員の経営参加・独自性の発揮を実現するための取り組み、更に、品質方針・環境方 針になどについて解説を頂き見学がスタートした。

本社工場は、年間365日24時間体制で稼動し、眼鏡店及び消費者のニーズに出来るだけ早く応えられる体制を整 えており、眼鏡店からのサポート電話窓口が工場内に設置され、様々な要望に対応できるシステム作りがされており、 経営理念が具現化されていた。

工場では、プラスチック世界最高屈折率レンズの素材の配合から、プラスチックレンズの製造から梱包発送まで全て 行っていた。レンズの成型加工には、多くの水を使用するが、加工後の水も社内で濾過し、削りカスは発火材などに 再利用する等、環境にも配慮した工場であった。

一方、鴨田工場は、東海光学の原点であるガラスレンズ工場であり、今回の見学では、匠レンズ工房の見学をさせて頂いた。匠レンズ工房は、職人さんが手作業でレンズの研磨を行っており、今回見せていただいた製品には、-280Dのレンズや乱視度数が-30Dのレンズなど、通常では考えられないレンズも製造が可能との事だった。



























総評

和真フレンドショップは、昨年の鯖江のメガネフレーム関連の工場見学に引き続き、今年度は東海地区のレンズ関連の工場見学を行いました。

今回の開催は、昨年の参加者および昨年参加出来なかった加盟店から、個店での見学の機会を作る事がなかなか難しく、フレンドショップ本部主導で是非実施して欲しいとの要望により実施しました。

昨年に引き続き参加された加盟店からは、「フレームの製造工程とは全く違うレンズ工場見学であったが、それぞれのメーカー・工場の商品に対する強い思い入れを感じたし、それぞれから個性や差別性を感じた」との声がありました。
これは、眼鏡小売店にも通じる事であり、個店・フレンドショップの特徴、差別化の強化が改めて必要と感じました。

また、眼鏡専門店として今回の見学での経験や感じた事を消費者に伝えることの大切さも痛感しました。
最後になりますが、今回の見学でもメガネ製品に対する各メーカーの高い志が感じられ、小売店として日本製品の誇りを再確認できた見学となりました事を、ご協力頂きました各メーカー様に感謝申し上げます。


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